旅行 バリ

旅行〜バリ

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旅行〜バリ



  バリは、音楽が生活にしみついた町だった。


  バリでの楽しみにしていたライブイベントを見るため、
  ウブドの街へ出る。
  情報センターAPA?に集合だ。


  ここから出発する「バリ島北西部のヌガラへのツアー」は、
  今や隠れた人気ツアーようで、
  私達のようにはるばるヌガラへ訪れようとする人で
  貸切のバスは満員御礼!
  ライステラスから海沿いの道を進むこと3時間、
  途中一度トイレ休憩があったものの、
  ようやくヌガラに到着した。




  




  「着いた〜」という安堵感と同時に一歩地面に足を下ろした
  途端、ウブドとはまったく違う空気の匂いを感じる。
  海が近いからだろうか、開発されていない自然の香り
  なのだろうか。でもここまでJegogを聞きに来たのは、
  ヌガラは他の土地で演奏するのとは「演奏の響き」が違う、
  と聞いたからだ。
  やはりなにか「空気」が違うのだろう。


  寺に隣接した村の集会場がスアールアグン歌舞団の
  演奏の場だ。大きさや装飾の異なる予想以上の数の
  ジェゴク。その対面にござがひかれ、
  蚊取線香とお香が用意されている。


  一人一人紙でできたお弁当箱と水をもらって、
  おのおの適当に席に着く。辺りは徐々に暗くなり始め、
  ぽつぽつと明かりが灯される。
  ひときわ明るく照らされたライトの先に並ぶジェゴク。
  ぱらぱらと演奏者たちが自分の持ち場に着き始め、
  ちょうど私達が食事を終える頃、
  一斉に音楽が奏でられ始めた。




  




  上空は真っ暗闇に満天の星空。
  虫の音しか聞こえなかった集会場には今やジェゴクの
  和音しか聞こえない。大迫力の音。
  ホテルのラウンジなどで演奏されるショーで聞くものとは、
  音の響き方、大きさが全く違う。


  この臨場感をなんと表現したらよいのだろう…!
  全神経が引き込まれる。
  幻想的な雰囲気に「神々の島」と言われ、
  人々をとりこにするバリの魅力がここに凝縮されている
  ように感じた。


  係の方に誘われて、ジェゴクの真下に寝転がって
  音を聞いてみた。鼓膜が破れそうな大音響。
  目をつぶって楽器の間に入って聞くと、
  距離を置いて対面で聞くものとは全く違う。
  自分も演奏者と一体化して、神と自然に祈りを捧げている
  ような感覚がした。


  演奏が一段落した後、ジェゴクの歴史や解説があり、
  音に合わせて全員でリズムを取って踊ったり、
  一人一人に実際にたたかせてくれるなどの
  パフォーマンスもあって、大盛上がりのうちに終焉。


  仮設のショップで私は彼らの出したCDを購入。
  リーダーのスウェントラ氏にサインを入れてもらって
  一緒に記念撮影。彼の気さくな人柄がうかがえた。




  




  後ろ髪を引かれる思いで、帰りのバスに乗りこみ、
  再び約3時間。
  ホテルについたのは午前1時をまわっていたが、
  疲れよりも充実感とトリップ感が余韻として残っている状態。
  部屋に着いても音楽が耳に残ってしまい、
  暫く眠れなかった。





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